SAP®の選ばれる理由

SAP®は、2024年の市場調査（Apps Run the World）で世界のERPアプリケーション市場において約6.6%のシェアを占め、ERPソフトウェア市場で常にトップクラスの支持を誇るグローバルブランドです。
大企業のみならず、変化の激しい中堅・成長企業向けのクラウドERP製品も160か国以上・約13,000社で導入されており、グローバルに事業拡大を続ける企業の標準化と経営基盤の強化に貢献しています。
ミッションクリティカルな業務にも対応可能な信頼性と、あらゆる業種・業務領域をカバーする高い網羅性が、多くの企業から選ばれる理由です。

従来のスクラッチ開発ではERPの導入までに1年以上を要していた課題に対して、SAP® Cloud ERPは、あらかじめ定義された39の標準ビジネスシナリオを活用する「Fit to Standard」方式を採用し、最短4～6か月という短期間での導入を実現。
アドオン開発を最小限に抑えることで開発のコストと工数を大幅に削減でき、SaaS型クラウドERPとしてサーバーなどのインフラの調達も不要なため、スムーズな立ち上げが可能です。
また、アジャイル開発の手法を採用し、実データを用いたプロトタイプ検証を行うことで認識のズレや手戻りを防止でき、短期間で実践的かつ柔軟な導入を叶えます。

SAP®ではシステムアップデートと月次アップデートが計画的に実施され、常に最新の状態を維持することができます。
機能拡張やUXの改善、処理速度の向上など、ビジネスの価値を高める様々な最新技術を継続的に実装。
また、各国の法的要件やコンプライアンスを考慮した計画的なロードマップに基づき、税制や会計基準などの法改正にも対応しています。
バージョンアップや法改正への対応はすべてSAP®のデータセンターで実施されるため、貴社では最新の機能と強固なセキュリティ、法令順守を徹底した環境を常に最新の状態で利用できます。

従来のERPシステムは、データ量が増えるほど処理負荷が高まるため、システム全体のパフォーマンスが低下し、業務処理用と分析用でシステムを分けて使わなければならず、データの整合性やリアルタイム性が損なわれるといった課題を抱えていました。こうした問題を、SAP® Cloud ERPはまとめて解決します。
インメモリデータベース「SAP® HANA」を採用することで、データベース処理をひとつのメモリ上で完結させることができ、従来のHDDベースの仕組みと比べて最大3,600倍の高速化を実現。
応答時間は1秒未満という圧倒的な処理性能を誇ります。
大量データであっても、ERP単体でリアルタイムな検索・集計・分析が行えるため、経営判断のスピードと精度を大幅に向上させます。

SAP® Cloud ERPには、数万社の導入実績から導き出されたベストプラクティスを反映した39のビジネスシナリオを標準搭載。
在庫販売ビジネスや調達業務、プロジェクト型案件の進捗管理など、様々な業種・業務に対応したシナリオを備えており、見積・請求・入金状況などの取引データも容易に参照できるため、高いトレーサビリティを確保できます。
また、システムに業務を合わせる「Fit to Standard」というコンセプトのもと、個別カスタマイズを最小限に抑えることで、導入期間とコストを削減。
導入後すぐに実務に適用できる柔軟性と拡張性を兼ね備えながら、貴社の業務をグローバルレベルで標準化し、効率的な運営を実現できます。

SAP®が運営する世界4か国・8拠点のデータセンターは、冗長性や稼働信頼性などを評価する国際的な品質基準であるTierにおいて最高レベルに準拠した設備構成で、高い可用性と耐障害性を確保しています。
運用環境は、ISO22301・ISO27001・ISO9001・SOC2など、複数の国際規格に準拠。
ネットワーク制御や、外部侵入検知、ファイアウォール制御、内部侵入検知、アクセス制御、シングルサインオン、多要素認証など、多層的なセキュリティ対策を実施し、マルウェアの脅威や不正アクセスを防御しています。
さらに自動バックアップにより、万一の障害発生時にも最大2時間前の状態まで復旧可能で、貴社の重要な業務データを確実に保護し、安定した運用を支援します。